DTPのエキスパート課題制作について

DTPのエキスパート課題制作は、在宅で制作し、(1)作品:普通紙ゲラ(プリントアウトしたもの)(2)制作ガイド(手順書)を14日以内に提出するものです。

 

筆記試験当日に、課題制作の資料と制作の手引きが配付されます。トンボと断ちしろについて説明すると、センタートンボは、製版フィルムの上下、左右の中心についている線のことで、刷版の多面焼きするときや印刷時の見当を見るときに必要で、出力できる範囲で細い方がよいです。

 

コーナートンボは、日本では通常二重になっていますので、内側のトンボ(線)は、仕上り寸法の実寸を示し、それを目安に仕上げます。外側のトンボ(線)は、写真やベタ部分を仕上りいっぱいにする場合などに、加工の誤差を見込んで通常、仕上りより3ミリ程度はみ出させます。

 

内側のトンボ(線)と外側のトンボ(線)の間隔を「断ちしろ」、または「ブリード」というようです。試験の作品の場合は、内側のトンボ(線)と外側のトンボ(線)の間隔は、3ミリ(9ポイント)にし、塗り足しがあれば、外側のトンボ(線)まで、きれいに割り付けましょう。

 

センタートンボも採点の対象となるので、忘れないようにします。郵送などで送る場合は、皺になったり折れたりしないように、筒に入れるなど工夫して送りましょう。手順書も作品の内ですので余白、文字の大きさ、行間等にも気を配り、分かりやすく、見た目にも綺麗に作りましょう。