DTPのエキスパートとは

 

DTPエキスパートとは日本印刷技術協会主催の資格・呼称で、現在、出版・印刷業界においてコンピュータを使用した、DTP (デスクトップ・プリプレスまたはデスクトップ・パブリッシング)技術は必須システムになっています。

 

DTPエキスパートは、よい印刷物、よい制作環境を実現するためにDTPに関わるさまざまな人をとりまとめ、作業を指示・管理することを目的としています。DTP検定と比較し、資格としてより幅広い実務に適しているのはDTPエキスパートでしょう。

 

DTP検定がDTPに特化しているのに対し、DTPエキスパートはXMLなどweb関連の知識も習得せねばならず、ハードルは高いですが、それだけ幅広くスキルが生かせるといえます。

 

逆に印刷・出版関連に絞るのであれば、DTP検定の知識も十分生かせるでしょう。DTPエキスパートとしてそれ単体の業務に従事している人は少なく、編集者や、印刷関連職種に従事する人が、スキルアップのために取得することが多い資格です。

 

DTPエキスパート試験は、年2回実施され、試験問題は、マークシート方式の筆記試験と、試験当日配布される課題材料を持ち帰り14日以内に作品と制作ガイドを提出する課題制作で、出題内容は、DTP関連知識とコンピューターの入力環境やXMLの基礎知識・データベースの基礎知識ネットワークなどについての関連知識などさまざまで、印刷工程の知識も問われます。DTPエキスパート資格有効期間は2年間で、2年後には更新試験を受ける必要があります。