DTPのエキスパートになるには

 

DTPエキスパートとは、パソコンを使って紙面のレイアウトやデザインを行なうための知識を持った人の資格ですが、DTP(デスクトップパブリッシング)には、色々な技術が必要です。

 

グラフィック的要素のものは、サイズ変更、画質調整、色彩チェック、データ調整などが主で、文字的要素のものは、文章の体裁を整えることなどです。

 

DTPエキスパートとして認められるためには、日本印刷技術協会が主催する、DTPエキスパート認証試験を受け、合格しなければいけません。受験資格には特に制限はないようですが、学科試験と課題制作があり、学科試験ではDTP関連知識、印刷発注側知識、印刷工程知識、色の知識、コンピュータ関連知識が問われ、課題制作では試験当日に配布される課題材料を元に、14日以内に作品と手順書を提出しなければいけません。

 

勉強法としては、独学、通信講座、セミナー受講などさまざまですので、ご自身に合った方法を選ぶのがよいでしょう。試験は年2回で3月、8月に開催され、受験料は20,000円です。

 

資格を活かせる業種としては、出版社、印刷会社、デザイン事務所、広告代理店などがあげられます。就職の際に、DTPエキスパートの資格は有利であり、実力をつければ、在宅ワークや独立も可能です。

 

試験の問合せ先は(社)日本印刷技術協会 DTPエキスパート認証・登録事務局。住所:東京都杉並区和田1-29-11。電話番号:03-3384-3115です。